今回はエクセルのMAX関数、MIN関数を使って、各支店別の売上高の最大と最小を求めてみましょう。
「エクセルのキモ!絶対参照・相対参照を理解しよう【初心者のためのエクセル使い方講座⑦】」で作成したファイルを呼び出し、つぎのように修正します。
(a)F列に、各支店の最大を求める。
(b)G列に、各支店の最小を求める。
(c)数値には、¥記号と3けたごとにコンマを付ける。
(d)G列の体裁を見やすく整える。
最大を求める
まず、こちらのファイルを使います。 → MAX・MIN演習
F列の合計とG列の構成比を消去します。セルF3からG8まで範囲を指定して、「Delete」キーを押します。
セルF3に「最大」と入力してから、セルF4に福岡支店の4月から7月までの売上高のうち、最大を求めるMAX関数を入力します。
①MAX関数を入力するセルF4をクリックして、「関数の挿入」ボタンをクリックします。
②「関数の挿入」ダイアログボックスが表示されるので、「関数の分類(C)」ボックスから「すべて表示」をクリックします。
③「関数名(N)」ボックスから「MAX」をクリックします。
④をクリックします。
⑤最大を求める範囲はセルB4からE4なので、をクリックします。
MAX関数 =MAX(範囲)
範囲で指定したセルのデータの最大を求める。
使用例:=MAX(B1:B3)
セルB1からB3に入力されているデータの最大を求める
最小を求める
セルG3に「最小」と入力してから、セルG4に福岡支店の4月から7月までの売上高のうち、最小を求めるMIN関数を、入力します。
MIN関数を入力するセルG4をクリックして、[関数の挿入]をクリックします。
①[関数の挿入]ダイアログボックスが表示されるので、[関数の分類(C)]ボックスから「すべて表示」をクリックします。
②「関数(N)」ボックスから「MIN」をクリックします。
③「OK」をクリックします。
④最小を求める範囲はセル4BからE4なので、ダイアログボックスを表が見える位置まで
ドラッグして移動し、範囲を修正します。
⑤セルB4をクリックし、セルE4までドラッグして範囲を指定します。
⑥「OK」をクリックします。
セルG4に求めた最小の値は、「%」で表示されました。これはG列にあった構成比を消去して最小に変更しましたが、構成比を求めるときにおこなったセルの設定(この場合はパーセントスタイル)が残っていたためです。
最大と同じように「通貨表示形式」に変更します。
「通貨表示形式」ボタンをクリックします。
MIN関数=MIN(範囲)
範囲で指定したセルのデータの最小を求める
使用例:=MIN(B1:B3)
セルB1からB3に入力されているデータの最小を求める
最後に表の体裁を整えます。
セルF8とG8は、関数を複写したときにけい線も複写されたので、下側は細線になっています。セルA3からG8まで範囲を指定して、外枠に太線を引きます。
G列の列幅を、F列と同じになるように変更して、表は完成です。